こんにちは!ヘム子ですよ。
贈答品やお見舞いの品として人気が高いフルーツといえばメロンですね。
メロンと言えば高級なフルーツというイメージが強い人も多いのではないでしょうか。
ですが、最近ではカットされたメロンがスーパーやコンビニなどで売られていることも多いので、手軽に食べることが出来るフルーツの一つとなっていますね。
メロンと言えば赤肉や青肉、網があるものやないものなど様々な品種があり、好みも人それぞれですね。
今回は高級なフルーツの代名詞ともなっているメロンについてお話しますね。
実は野菜?メロンについての基礎知識
ウリ目ウリ科に分類されるメロンは実は野菜です。
メロンの他にも、普段フルーツとして食べられていても野菜に分類されているものがいくつかありますよ。
身近なもので言えばスイカやいちごで、これらのフルーツは農林水産省では果実的野菜に分類されていて、生産に関する統計などは野菜のグループに入っています。
ですから生産者からするとメロンやいちご、スイカは野菜という分類になりますよ。
メロンは紀元前2000年頃にインドで栽培が始まったと言われていて、西方に伝わったものをメロン、東方に伝わったものをウリと呼んで日本のマクワウリもその一つですよ。
ちなみにメロンという名前はギリシャ語の「melopepon」(りんごのようなうり)が語源ですよ。
だんだんと苦味が少なく、甘いメロンが作られる様になって、きゅうりよりも甘い野菜として酢漬けやサラダなどで食べられていましたよ。
そしてルネサンスごろには今の様な甘いメロンが作られる様になって野菜としての認識が薄れていったようですね。
ちなみに、現代では温室栽培が盛んに行われているので気にすることも少なくなっているのですがメロンの旬は初夏です。
スイカより少し早い時期ですね。
本当はたくさんあるメロンの種類とそのオススメ
メロンと言えば網がついたものをイメージする人も多いですね。
メロンの網は皮がひび割れて大きくなる種類で、ひび割れた時に裂け目から出た分泌液がコルク質の層になって網目状になりますよ。
そんな網メロンの代表的な品種はアールスフェボリットですよ。
別名をマスクメロンと言って青肉で表面には美しい網目模様ができ、甘味が強く品質が安定していることから高級フルーツとして贈答品などの利用が多い品種ですよ。
この他にはアンデス、アムス、夕張キングやカンタループ、クインシー、クラウンメロンなどがありますよ。
中でも最近急速に栽培量が伸びているのが、クインシーメロンでオレンジの果肉と豊かな果汁、高い糖度に加えて品種改良が加えられたことで日持ちもよくなっていますよ。
網なしメロンの代表的な品種はプリンスメロンです。
マクワウリとカンタループメロンを交配して生まれた品種で、現天皇陛下ご成婚の1959年に発表されて以来、一般家庭でも広く食べられる様になったメロンですよ。
この他にはハネデュー、ホームランスター、白雪、キンショウ、エリザベスメロンなどがありますよ。
中でもハネデューは網なしメロンの中でも高級品として扱われていて、はちみつの様な甘味があることからHONEY DEW(はちみつのしずく)が名前の由来になっていますよ。
高いのは値段だけじゃない!メロンの栄養とは
病気などで入院をしている人のお見舞いに行く時に、お見舞いの品として持っていくものと言えばメロンをイメージする人も多いですね。
高級品だからお見舞いに持っていくのでしょうか?
実はメロンがお見舞いの品になるのは何も値段だけではないんですよ。
メロンの甘味成分はブドウ糖や蔗糖、果糖、酸味はクエン酸やりんご酸などで、ブドウ糖や果糖は食べるとすぐに吸収されてエネルギーに変わりますよ。
メロンの糖分は即効性の高いエネルギー源になりますね。
そしてクエン酸やりんご酸は疲労を回復する効果がありますね。
病気で体力が低下している時にメロンを食べることで回復を助ける働きがありますよ。
またカリウムやマグネシウム、カルシウムやリン、鉄などのミネラルもメロンには多く含まれていて、特にカリウムは主となる成分です。
カリウムは体内の余分な塩分を体外に排出する働きを持っているので、高血圧の予防などに役立てることが出来ますよ。
健康な時でもメロンを食べることで、メロンの栄養を毎日の健康や美容に活かすことが出来ますよ。
例えば、メロンにはビタミンや繊維質も豊富に含まれているので美肌効果があり、便秘の予防や解消にも役立てることが出来ます。
またお酒を飲んだ時などに食べることで、メロンの利尿効果でアルコールを早く体外に排出することができ二日酔い防止にも繋がりますよ。
今回はメロンの歴史や種類、栄養やその効果について紹介しましたが役に立ちましたか?
メロンはアレルゲンになる可能性があるので、メロンを食べて万が一口の中がチクチクしたり違和感がある場合には、食べるのを取りやめてアレルギーの検査などをしてくださいね。