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大人にも無関係じゃない!?本当は恐ろしい「はしか」について

2016/04/18

こんにちは!スギオだよ。


高熱と発疹が出る重い病気、「はしか」って知っているかい?


誰でも一度はかかる病気なんだけど、一般的には予防接種を受けていない1歳前後の赤ちゃんが多くかかると言われているんだよ。


感染力が強いウイルスが原因で感染すると合併症への注意が必要になるんだよ。


今回はそんなはしかの原因や症状、もし万が一かかってしまった場合の対処法や治療などを交えながら、はしかについて紹介するよ。





改めて知りたい、はしかとは



はしかの原因は、はしかウイルスなんだよ。


日本を含めた世界保健機構西太平洋地域では2012年までにはしかを排除することを目標にしていたんだけど、まだまだはしかウイルスは根絶されてはいないんだ。



はしかウイルスは感染力がとても強くて、空気感染、飛沫感染、接触感染などで感染するんだよ。


その感染力の強さは、はしかの免疫をもっていない人の中に、はしか患者がいるだけで10人以上がはしかに感染してしまうほどなんだよ。


感染すると合併症を引き起こす可能製が高くて、重篤になると死亡する可能性もあるから注意が必要なんだよ。



はしかの症状はだいたい10日前後の潜伏期間後に発症するんだ。


初期症状は咳や、鼻水、38以上の発熱などで風邪かな?と思うこともあるけど、結膜炎などの症状が出る場合もあって、この時期が一番感染力が強いから注意が必要だよ。


この時期をカタル期と呼ぶんだよ。



中期になると初期の熱がいったん下がることもあるんだけど、耳の後ろ辺りに発疹が現れ始めると初期よりも高い熱が出てくるんだよ。


この時期を発疹期と呼ぶんだよ。


耳の後ろ辺りに出た発疹は顔や体、手足などに広がって全身に出て、数日経つと色素沈着を残して回復に向かう様になるんだよ。



はしかの怖いところが合併症を起こしやすいと言われる部分で、中耳炎や肺炎、そして1000人に0.5人から1人の割合で脳炎を引き起こす可能性があるんだよ。





はしかは大人にも感染する!?



子供がかかるものとイメージされることが多いはしかなんだけど、実は今問題になっているのが成人はしか、つまり大人になってはしかにかかる人が増えているというものなんだよ。


20代から30代の人に、はしかにかかる人が増えていて、大人がはしかにかかると子供よりも重篤化しやすく、高熱や咳はもちろん肺炎や肝機能障害なども引き起こしてしまい、入院が必要になる場合もあるんだよ。



大人がはしかにかかることで、麻痺や神経系に重い障害が残ったり、妊婦さんが感染すると早産や流産などお腹の中にいる赤ちゃんにまで影響してしまうから注意が必要だよ。


はしかを予防するには予防接種が一番で、今は2回予防接種を受けることでしっかりと抗体が作られる様になっているんだけど、生まれた年によっては一回だけして受けていない人もいるから親に聞いたり、医療機関で抗体検査をして2回目を受けるべきか判断するといいんだよ。





もし掛かってしまったらはしかの対処法、治療法



もし万が一、はしかにかかってしまったら・・・


残念ながら一度はしかに感染してしまうと、有効な治療法はないんだ。


薬物治療の場合、解熱剤や去痰薬、抗菌薬、輸液療法などを選択するんだけど、基本的には一般的な風邪の様に自然治癒させるために安静にしたり、水分補給や栄養補給などを行って自然に治るのを待つしかないということになるんだよ。



また病院に行く場合には、比較的簡単に感染してしまうことから他の患者さんと同じ待合室などに入ることは避けたいから、あらかじめ病院に電話で相談してから行くといいよ。



今回は、はしかについて原因や症状、対処法などを交えて紹介したけど、役に立ったかな?


はしかは重篤になることも多くてとても怖い病気だけど、予防接種をすることで感染を防ぐことが出来る病気なんだよ。


はしかについて正しく理解してみんなが予防接種を受けることで、はしかがなくなる日も近くなるよ。