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これからは冬の急激な温度差に伴うヒートショックに注意!

2015/12/14

みんな「ヒートショック」って知ってるかな?


実はヒートショックについてよく知らない人や、高齢者にしか訪れないと思っている人がとても多いんだ。


そんなみんながよく知らない、ヒートショックの危険性とヒートショックにならないための対策を今回は紹介するよ。




なぜ突然訪れるのか、ヒートショックのメカニズムを解明



「ヒートショック」とは温度の急激な変化で血圧が大きく変動することにより、重度の場合心筋梗塞、脳梗塞を起こすことがある、とっても恐ろしい現象なんだ。


また軽度のヒートショックでも、入浴時の急激な血圧低下により失神し、溺れて死亡するケースなども多く、注意が必要なんだ。



最近の調査では、約1万7千人の方がヒートショックに関連して入浴中に亡くなっていると言われてるんだよ。


同じ年の交通事故の死亡者数は約4千5百人だから、いかにヒートショックによる入浴中の死亡が多いかがわかるよね。



そのヒートショックのメカニズムってのは


寒い脱衣所で衣服を脱ぐと、身体の表面温度が10度近く急激に下がるといわれているんだ。


その結果、熱の放散を避けるために血管が収縮して、血圧が急上昇するんだ。


それにより、血管が交通渋滞みたいに詰まって、脳卒中、心筋梗塞を起こすことになるんだ。



また浴槽に入ると、温熱作用により血管が拡張し、血圧が低下し、更に浴槽から出る時に立ち上がると、静水圧作用が介助され、血圧が急激に下がり、その結果脳への血流量が減り、失神が起こることがあり、これもヒートショックの一種なんだよ。



このようにヒートショックは日常的な動作が原因で起こる現象だから、日頃からの注意が必要なんだよ。




こんな人は要注意!ヒートショックになり易い人の特徴



ヒートショックになりやすい人で良くいわれるのが65歳以上の高齢者なんだよ。


これは高齢者になると血圧が高くなって、心臓などの活動も弱くなるからなんだ。



でも高齢者以外にも、血圧や心臓に持病を持っている方も注意が必要だよ。


ヒートショックは、何も高齢者ばかりとは限らないんだ。


元々心臓に持病を持っていたり、血圧が高い人なども要注意なんだ。



また、糖尿病などの肥満症の方やお風呂に入る前に飲酒するのが習慣になっている人は要注意だ。


糖尿病や肥満症の方には、血圧が高い人が多いし、お風呂に入る前に飲酒するのが習慣になっている人はお風呂に入る時に血圧が高くなっているから危険なんだよ。



これらの人に共通するのが血圧が高いという特徴なんだ。


つまり血圧が高い人は、日頃からヒートショックに気をつけておく必要があるね。



他にも、脱衣所や浴室に暖房設備がない住居に住んでいる人や、熱いお湯に首まで使って長湯する人など、体温の急上昇が起こる環境で過ごしている人も注意が必要だよ。




ヒートショックにならないための5つの対策



ヒートショックになる原因や、なり易い人が分かった次は、ヒートショックによる事故を出来るだけ予防するための対策を考えてみよう。



ヒートショックは体温が急激に変動する機会を減らすことが一番の対策になるんだ。


次に体温が急激に変動する機会を減らす具体的な対策を5つ紹介するよ。



1つ目は窓ガラス対策と、脱衣所や浴室の暖房器具設置だよ。


窓ガラスに断熱シートを貼ったり、脱衣所や浴室に暖房器具を設置したりすることで、他の室内との温度差を少なくすることができるんだ。



2つ目は一番風呂を避けることだよ。


他の人が入浴をした直後は、浴室内が暖まっているから、ヒートショックを起こしにくくなるんだよ。


高齢者がいる家庭は高齢者には一番風呂を避けてもらうだけでヒートショックになる可能性を抑えられるんだ。



3つ目はシャワーを活用したお湯はりをし浴室内の温度を上げることだよ。


シャワーを使って浴槽へお温をはることで、ミスト効果により浴室全体を温めることができて、お風呂に入る前に、浴室を温かくすることができるんだよ。



4つ目は日没前に入浴することなんだ。


日没前は外気温が比較的高くて、脱衣所や浴室の温度が下がりにくいから、一日の中で体温が高い午後14時ごろに入浴することで、ヒートショックから身を守れるんだよ。



5つ目は湯温設定 40度以下で、浴槽に浸かっている時間は5分以内にすることなんだ。


42度以上の湯に入ると、血圧の変動が大きいと言われてるんだよ。


ぬるめのお湯を準備することで急激な血圧の上昇を予防して、短時間の入浴にすることで血圧低下を予防できるんだ。



このように寒い時期には、屋内の温度差を少なくして、入浴の方法に気を配ることで、ヒートショックを予防することが出来るんだ。



今回はヒートショックについて色々説明したけどみんな勉強になったかな?


ヒートショックは本当に日常的な現象であると同時に、少しのことでリスクを大幅に減少させることが出来る現象でもあるんだ。


この記事を読んだみんなはこれからちょっとでもヒートショックを注意した生活を送って欲しいな。